「八葉物流詐欺」元・名誉会長に9年の判決

全国八葉物流」(沖縄県=破綻)の詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の罪に問われた元名誉会長の田所収被告(70歳)に対する判決公判が十三日東京地裁で開かれた。岡田雄一裁判長は「少しでも良い投資先を求める心情に付け込んでおり、模倣性も高く、システムの考案者、首謀者の刑事責任は極めて重い」として懲役9年(求刑12年)の判決を言い渡した。
判決によると、田所被告は、全国八葉物流がすでに破綻状態だった平成13年12月、「健康食品の委託販売で、出資金が一年後に倍になる」などとうそを言い、愛媛県などの88人の会員から計2億円をだまし取った。起訴されていない分を含めると、八葉グループの被害者は約4万人、被害額は500億円に上るとみられている。
*これは大きい*
この事件では、田所被告以外にも息子ら7人が起訴され、一審で全員が有罪判決を受けている。
産経新聞大阪版13日夕刊社会面より。夕刊の無くなった東京では明日載るのだろう。