『二重権力=闇の支配』という矢野絢也氏の著書の題名が既に不穏

さて、衆議院否決で解散・総選挙となった。
議席を持たないカリスマが実質支配する」二重権力の弱点は決断の遅れることだが、創価学会首脳はこれまで「個人の機転」というか「人命尊重以外、無原則の妥協」で補ってきたと思う。
衆院選挙の争点は「小泉改革」への国民の評価。
論点すり替えのために8.15靖国参拝の可能性大。
信心が「安心」と「勇気」=冒険心を与えるものであれば、
その目標の『一生成仏』は社会改革にどう結びつくのか?
「解散風」といっても信じられなかったが、小泉首相は変人ぶりを発揮して自滅的解散を選択。
公明党がもっとも恐れた「自民分裂」「突発的選挙」9月11日となった。
とはいってもある程度予想できただけに狼狽えることはできまい。
クリスチャンは「なにがあるかわからない」という人生観を持つというが、
創価学会は『仏法は勝負』。
入れ札の多数を「勝利」とする仏法の法理は聞いた覚えがない。
「勝利」と、もしも言えるなら、大石寺の僧侶を説得して師事させる時だろう。