オリンピックの最中にも戦争してますな。

西安の有名観光スポット大雁塔(西暦629年建立)に
玄奘三蔵法師)が持ち帰った経典が納められているそうです。
日本では聖徳太子が「和をもって尊しとなす」
なんて言って大陸文化の取り入れに夢中になっていた時代。
リアリズムのノンフィクション・大唐西域記が、妖怪とか出てくる伝奇小説に焼き直されたのは
「信仰」が薄らいだ後世のこと、
あまりにも先進国・支那の長大な歴史からすると
玄奘訪印はけっこう新しい、漢文化の爛熟期の出来事。
「最も自由な時代」唐は仏教で栄え、仏教で滅びた?
日蓮正宗の史観では「密教」の邪義跋扈のために滅んだということです。
つまり玄奘は「一念三千」盗人としか評価しない。
コミックトム」には『西遊妖猿伝』連載していましたが。

朝鮮が伝えた「先進的仏教」というのが密教です。

古来、支那では犬の肉を食べ、プレゼントにいいと見なしたとか、
そこで献上、献立ということばの「献」という字には「犬」があるのかも知れない。
「犬殺し」=犬ブッチャーが職業として成立していたとか言う史実もあるようです。
で、いつから犬を食べなくなったかというと、唐時代かららしく、
支配者となった北方民族には「犬は友達、狩猟のパートナー」ですから
食べるのに嫌悪をおぼえ、しだいに下にもひろがって料理法もわからなくなってしまった。
あたかも日本人がクジラ食べなくなったように。
唐の代は諸民族が融和し、支那がもっとも栄えた時代とされていて、
布告や法律で禁じたわけではないらしく、
韓国ではいまも犬を食べるのはその風習が先に伝わって廃れなかったのでしょう。
(余談ながら、「風習」という言葉は興味深く、
「習」という字は鳥が羽を広げて飛ぶのをならう形だそうです。
それに関連して「風」という字も引き出されてきたのか?)
ソウルオリンピックの際には犬料理店は表通りから移転させたそうですが。

建国以来「清」時代との違い強調で犬料理が食べられるようになり、訒小平
好物だったと言われますが
江沢民は、戦時中、日本の憲兵隊の犬に追い回されたことがあり、訪日の際には
「通りに野犬がいないか」調べさせたという
ぐらいだから、食べはしなかったんじゃないかな。
ボールは友達さ、だから食べたりしないよ(キャプテン翼)」←嘘。

上の娘は受験英語、苦手ではありませんでしたが、
「英語は嫌い」と言っておりました。そこで私は
「それでいい、夏目漱石も英語嫌いだった」と言ってやりました。
(我が家の教育方針は『褒めちぎり』です)
日本人が英語苦手で、バングラデシュのような被援助国が英語達者なのは当然で
尊敬する若生彊雄さんは言います。
「お隣の韓国を見てみなさい。1997年の経済危機以来、英語を話すビジネスマン
が急増しており、それと同じことがこの国でも近い将来に起きると断言できる。

思うに「外国語が広がるのは宗教か戦争」という言葉がありますが
経済戦争(資源争奪)もこれだけ豊かになって基本的資源確保に脆弱な日本には
致命的。

こち亀」に4年にいっぺん目覚めてあらゆる難事件を解決する男という
キャラクターがありました。少年ジャンプ読んでませんが、
2000年に比べていまの日本がなにか良くなったと感じたでしょうか。
「年老いた」が一番ありそうな感想。

ソ連崩壊後のサミットで宮沢首相は「これからどうなる?」としきりに気にする
ので
サッチャー首相に「政治家がそんなこと言うもんじゃない」といわれたとか(by井尻千男
政治家なら「こうなるのを目指そう」「そのためにこうしよう」と言わねばなら
ない。
まあ被保護領国家ですが。
宗教家は「こうなるであろう」と言うのだと思います。

太平洋戦争のとき、捕虜にした英国人に「英国はどうなると思う?」と聞くと
「日本人は日本の将来を信じているだろう、
われわれも英国の将来を信じる」と言われ内心赤面したとか(by石川達三
創価学会の将来?
それは未来部のもの。

「100グラム快楽」という言葉があり、外出にとりあえず手に持つ小型携行品

携帯電話、携帯ゲーム機、ヘッドホンステレオ
(3者の境はぼやけていますが)のどれを優先するか
あるいは、なにより文庫本を持つという人もいます。
あるいはタバコ、ライター(携帯灰皿)、のセット。
アメリカ人は本や手帳を持ち歩く習慣があまりない」(ケント・ギルバート
ってそれじゃ不便だろうって思うけど、
まあビジネスマンばかりとは限らないか。
そういえば「勤行セット」も100グラムぐらい。

シドニー大会で(当時)田村亮子のライヴァルと目されたキューバのサボン選手
は、不調と思ったら
試合後に妊娠三ヶ月であったのが判明したそうで、愚妻は一回飛ぶだけだから気
づかないのは無理ないというが
社会主義国の代表選手ともなればもっと厳密に生活を管理されていると思ってい
たが、多少頬笑しい話。

『ボブ・グリーンの父親日記』には出産近くなると妊婦はカラフルな夢を見るよ
うになるが、
不思議にも父親も同じくカラフルな夢を見るとある。
アメリカだけの迷信か?男にとっても子どもは重大で
最初の子の妊娠中に「御免なさい、想像妊娠だったの」といわれる夢を見て「え
ー!」と、
びっくりして目が覚めてしまったことがあります。子どものできるのを重荷に感
じていたからかもしれません。
(夢判断・精神分析など用いると、ことさらに嫌なこと言ってしまって人に嫌わ
れるのは必定)

2002年に廃部になるいすゞ自動車が社会人野球で優勝しました。
ダイエー女子バレーも廃部になる年に優勝。
プロ野球ダイエーホークスも優勝の可能性大、今年限りの公算も大。
日本の金メダルラッシュはまさか最後ではあるまいな?

ファン・ゴッホ(正確な現地=オランダでの発音はファン・コーホに近いらしい
ですが)がある少女を描いたエピソード。
彼女は出来た絵を見て「なによ、全然似てないじゃないの、下手ねえ」と思った
らしいですが、
ファン・ゴッホは死後10年展ぐらいから注目され、その絵もわざわざ新聞記者
が訪ねて見に来るほど有名になりました。
絵を見る前に記者は「あの絵のモデルの方ですね(模写が出回っていた)。そっ
くりだからすぐにわかりましたよ」
と言ったそうで、つまり少女の二十年後を見通して画家は描いていたのです。
ファン・ゴッホに、なりたいひとは多いけど、なれたのは彼だけ。
なくなったのは37歳でしたか。
ナポレオンは一枚の写真もありませんが、ファン・ゴッホは三枚ほど写真を残し
ています。
つまり、「写実」が必要でなくなる転機の時代に生きたのです。

ファン・ゴッホの死後、兄の生活を支えた弟テオも希望を無くしたように一年ほ
どで世を去ります。
未亡人には、ヴィンセントが生きているあいだには一枚しか売れなかった作品群
だけが残されました。
400ギルダーぐらいなら買ってくれるひとがいると彼女に勧めるひとがいまし
たが
「私の夫と、夫が崇拝した彼の兄の遺産がそんな安っぽいものであるはずがあり
ません」といって散逸は避けられました。
ファン・ゴッホの絵は様式を変化させつつ、自我(個性)が貫かれているという
続けてみたときに真価のわかるものだけに彼女はどえらい功績をしたのかもしれ
ません。
その価値を理解させるように徐々に彼女は作品を売り出しました。
(あれだけの作品ならやがて世の人は注目したとも考えられますが)

古い話ですが。
1995年2月25日ユダヤ人によるパレスティナ人大量虐殺が起きた。
犯人バルーフ・ゴールドスタイン医師は聖地のユダヤ側で祈りを捧げてからイス
ラム側に入り
イサクの墓に向かって礼拝中のムスリムの背後から銃撃を加えた。
彼はイサクの墓に向かっても銃撃し111発の銃弾を発射し58名を射殺し15
0人余りを負傷させて群衆に撲殺された。
第四次中東戦争の占領地の入植者である彼らは(彼の脳裏にはサムソンの物語が
あったのかも)、
和平が実現すれば追い出されるので会談をぶちこわすのが狙いだったと見られる

*テロで作られ、テロで維持されている国がイスラエルかも知れません。

*メルマガ・「イスラエルの声」より。
25日
○テルアビブで警察が偽爆弾をホテルやショッピングセンターに持ち込
む訓練を行ったところ、ほとんど発見されず。先週エルサレムでも同
様の問題が指摘されたばかり。(P,H)
26日(木)
イスラエルの選手がオリンピックのウインドサーフィンで金メダル。
現代イスラエル史上初めての金メダルとなった。(P,H,I)
27日(金)
ヘブロン付近を走行中のバスに爆弾攻撃。バスに被害があったが、乗
員乗客に死傷者は無かった。(P,H)

国防軍がガザのラファでイスラム聖戦幹部らをミサイル攻撃。しかし、
殺害には失敗し、幹部ら8名が負傷したもよう。(P)

○昨日もスデロット市にカッサムロケット砲が着弾。家屋が破壊され、
ショックで住民が治療を受けた。(H,I)

○アラブ系のインターネット新刊雑誌が女性にジハード参加を呼びかけ。
また、子供を異教徒と戦う戦士に育てる教育法などを特集した。(P)

*オリンピックの最中にも戦争してますな。

ガンジーの孫のアルン氏がアラファト議長と会談。「非暴力抵抗の道
を選んでいれば、とうの昔にパレスチナ紛争は解決できていただろう」
と語り、アラファト議長に非暴力路線への転換を勧めた。(P,H)
*「そいつがわかれば苦労はない」
流行歌「もしも月給が上がったら」より。


「本当は男の方がロマンチック、男は自分が花を贈って欲しいから女に花を贈る

マイクル・クライトン
表彰などでメダルや花束を渡されたときのうれしそうな顔をみると一理ある。
広宣流布男のロマン」と思う根拠です。
未来部を育てるもの、人材を見いだすものが本当の仕事をする。

反問されると引っ込めざるを得ないような薄弱な難詰でも詰問には違いありませ
ん。
「名誉会長が『親鸞日蓮大聖人と比べて暖かい感じがする』と言った」という
のは
間に立った人が聞き違えたか、日頃親鸞に心酔する生半可(インテリに多い)で
もあったのでしょう。
私は『愚禿親鸞全集』もっていますが、「暖かい」というよりむしろ論理を突き
詰めようとして「冷たい」感じがするのですが。
あたたかいと思う人は吉川英治の小説の軟弱キャラクターの影響か?

司馬遼太郎の対談集『中国を考える』から。
「人民英雄永垂不朽」(天安門毛沢東の書による碑)
毛沢東の書は奔放だが、碑の裏に周恩来のきちんとした字による文章があり、
併せて読むと、二人の協力によって革命が成ったのがよくわかるという。
革命は情熱を吹き込むアジテーターと
それを支える実務家の作業。

「クルマが好きでないとタクシードライバーは務まらないね、
好きだと疲れないんだ」ロンドンのタクドラの言。
イギリスの民主主義は職業組合が支えているようなところがあり、
タクドラは技能、ロンドンの地理など厳しい審査を経ないとなれないそうです。
良いカッコしたいという凡人の「無難志向」から、
「なりふり構わず」に豹変するところに恋の気高さはあるのでして、
一国も宰相となる者は、誰よりも国を愛しているはず。

4年前、シドニーオリンピックの花の女子マラソンの裏番組が、なんと娘の小学
校の運動会!
国賊大杉栄の娘ルイズは自らをまもる手段として金鴻勲章の英雄と結婚したが、
彼は
ギャンブル狂だった。破局の限界点は子どもの運動会にきてもソワソワしている
のを
見てレースに行って来たらというとソソクサと去ったことにあったという。
娘を悲しませるわけにもいかないのですが、このごろの運動会は親子で弁当食べ
ないのでつまらん。

昨日は、手違いで自分に送るメールを貴方に送ってしまって済みません。
創価学会関係の掲示板で「荒らし」があまりに非道いので立腹して
水を差す言葉を貼り付けようと考えたのですが、駄文が不足したのです。

はてなアンケートで「嫌いなTV番組」のおそらくトップが
クイズ・ミリオネア」で理由は「簡単な質問で気をもたせすぎ」
すなわち「知的感性に合わない」というのが大多数のようで。
「多くの人に受け入れられようとすると知的水準が下がる」の
法則はまたも実証されたか。
(学会に関心のある人にとって、最低「読める」水準を目指しています。)

子供が高等部員会に行ってくれるか
「宿題が終わってないから行かない」と言わないか
気が気でありません。
青年部にいろいろ都合はあるにしても夏休み最後の日曜日
避けて欲しかった。

このところ「はてな?」で
「神はいますか?」とか
「20年後の世界はどうなっていますか?」というような
私が答えたい質問がありません。
(ちなみに前者私の回答は「サンタクロースもいるんだから『神』もいます」
後者回答は「ヒューマノイドロボットがサッカーをして見せる興行がはじまる、etc.」
こうした疑問は答えがわかってそれきりということがありませんが、
アスレチクスには有効でないでしょうか。

走れメロス』は斎藤孝『理想の国語教科書』にも採り上げてありますから名作と言えないまでも名文ではあるのか?
「…信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。人の命も問題ではないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い!フィロストラトス」いつもの太宰の名調子ですが、こんな長い台詞を走りながら言ったら死んじゃうよね。
メロスを走らせた「わけのわからぬ大きな力」とは「ゼウスのことじゃないか」という意見が小学三年生から出されたという。後世恐るべし。賞罰を行うのではなく、善悪の基準となって倫理を定める神がゼウスならたしかにそうかもしれない。

斎藤孝『理想の国語教科書』には宮沢賢治『学者アラムハラドの見た着物』というやや無名な作品も収められています。
結末の「はねのやうな軽い黄金いろの着物を着た人が四人」を見えたというのは「法華経の四菩薩」でないでしょうか?