対偶をとると

最初に蛇足。昨夜の「破壊の法則」とは、たとえばビールがガリバー的独占状態から、普段飲まないギャルなどが試飲会などでまず「ドライビールっておいしい!」となびいていき、
キリンしか知らない無疑曰信の愛飲家が一人でも動執生疑してドライに転向するにいたると、勢いは留めようがなくなるというようなことです。

「1千万票とれば、世間が創価学会をすごい団体だと評価する」という言明の
対偶をとると「学会が評価されないのは、1千万獲れなかったとき」だから、
上記命題は正しいことこの上ない。やはり池田先生は真実の指導者である!

身内褒めはさておき。1千万票獲れる勢いがあったなら連立を組んでいる自民党
も余波にあずかってああまで負けなかったでしょうから、「1千万近くまで行け
ば連立が維持できる」が首脳部の真意だったのでしょうか?
その失陥が明白になった今、早くて年内遅くても来年の都議選までに動きがあるか?

当たるも八卦の政変予報はさておき。(以下独り言)
先生は正義とおっしゃいますが、世界は「正義」を求めては軍事侵攻したり自爆テロで対抗したりしているのが現状です。
愚人は淘汰されても、悪人は許容されているほうがいいかもしれません。
「正義は宇宙の法則に適うものでなければならぬ」と『若き日の日記』にお書き
になった基準でゆけばパレスチナ紛争は誰が正義なのでしょうか。よく言われる
「対話」とは現状追認にすぎないのではないでしょうか、しかも日々揺れ動く。
優位に立つ側は対話したがるでしょうがいまや「和平ロードマップ」も瓦壊しました。長年「世界平和に貢献」してくださった結果がこの有様では池田先生がいなければ世界は全面核戦争までいったかもしれないということでしょうか。

日顕宗のHPを見ても「仏法者の端くれの公明党自衛隊派遣を容認するのはおかしい」と言う感じで、理想論、一国平和主義、ないものねだり、軍事力認否に無気力、他国の惨状は無視でしかないと思います。「悔しかったら共産・社民
党を支援しな」

先生のお心がわかり、難民に平和をもたらせる人を求めます。

(次期の指導者として)。

さて、長くなってすみませんが以下が本日のメイン。
中学生文化新聞・読書感想文コンテスト優秀作(聖教新聞にも載りました)の「芥川竜之介羅生門』を読んで」の一編について。(手元にないので記憶のまま)
ご承知のようにこの作品は応仁の乱当時、失業した元・下人が羅生門で死人の
髪を抜き取っている老婆に出会い、「生きるためだ何が悪い」と開き直るので
「では俺のすることも納得せよ」と老婆の身ぐるみ剥ぐというものですが、素直に
読めばテーマは「善悪を越えて生きる力強さ」といったところでしょうが、感想文の筆者は勇気には「よい勇気」と「悪い勇気」があり、強盗をしても生きようというのは「悪い勇気」で餓死するのが「よい勇気」だというのです。
確かにそう書いてあったと思いますが、こういう論理で読むとは前代未聞。
この「二つの勇気」論を森鴎外最後の一句』にあてはめれば、ヒロイン・いちが黙
って死ぬ、あるいは父親の刑死を黙認するのが「よい勇気」、『阿部一族』では
主君の与えた屈辱を甘受するのが「よい勇気」ということになるでしょうか!?
書いていていまさらながらちょっと信じられない気もします、誤読ならすみません。子供だから字を並べさえすれば作文と思って非常識なこと書くのはしょうが
ないとして、こういう作品を選ぶ編集部は何を考えているのか?

名前わかりませんが、嘲弄してしまって入選者さん(男子だったと思う)ゴメンね。
でもネットの匿名の書き込みと違って、公に発表された文章は一生ついて回るんだよ。
誤読されても曲解されても入賞の名誉は消えないからね。
自分の主張を証明するなり、勉強して克服するなりそれは自由なんだからね。
しっかり勉強して。日本はどれだけ平和かどれだけ豊かか、実感できるように。
池田先生も言っていますが、古典を読んどいたほうが結局得なんだよ。
我田引水の引用や誤読で惑わせようとする人は多いんだからね。原典を知るしか
彼らの嘘を見破る方法は無いんだから。
世界名作(の他にも傑作はあるけれども)と言われるものにはそれだけのものがあるから、わからないところがあっても、豊富な内容に触れることは一生の財産になるから是非とも読む方がいい。名作というのはほとんどが出たとたんにベストセラーになったから、読み始めると止まらない魅力を持っているものだから、難解を恐れないで。
今日のベストセラーが名作とは限らない。まして組織的に販売促進している本など、年を過ぎるほどに意味が薄くなり後世には無価値。

信心は読んでわかるものと違う、実践あるのみ!信頼できる先輩に服従して。

本を読んでない人は指導者と仰いではいけない。偉人といわれるほどの人は青年
期に読書を重ねている。それがナポレオンとヒトラーの違いだから。

つい度を越した長文になりました。失礼。