たとえば「…夫人」で満足する女は権力者を夫にすることを好み、自分は権力を持とうとしない。
権力には責任が伴い、つまりリスクを負うから。
打倒された権力者の末路は惨め、つまり人生の空費以上で、「多くの人生の空費」である。
人は浪費家を好む、自分に出来ないことをやって見せてくれるから。
浪費の最悪の結果は幻滅と困窮と悔恨。それに伴う自己憐憫。
どーせ死ぬ人生に失敗とは「何も遺せない」ことだが、俺の見るところ
「創価大学卒」の学歴を子供に与える親は多くとも、
仏教の教養を与える教師は少ない。
死ぬ前に幻滅を感じるなら人生の浪費と言わざるを得ないだろう。