英雄は『時代の子』、思想家等も現実に先駆するものではない

戸田先生が「小説などを読むのに、第一に筋を追うのは浅い読み方、
第二に時代背景、社会情勢を考えながら読む。
第三に作者の思想・意図など人間性を洞察して読む、これが大事である」
と言われていたとすれば(昨年8月5日)まだ浅い見解と言える。(例によって「一番弟子」を自称する人物に創作された可能性もある)
平家物語』を現代人が読めば、平家を滅ぼしたのは清盛の専横ではなく、息子・重盛の行儀良さ・文化尊重だったのでないかと見えてならない。
吉川英治はどう書いているか知りたくもあるが)