「平和主義」は「原理主義」の敷延か

公明新聞投書欄に「アメリカにも公明党が欲しい」という聞き捨てならない発言が載っている。
アメリカ人メンバーが読んだとしたら奮い立つとは思えないけどなあ。
牧口先生は「原理主義」ではあったが「平和主義」ではなかったはず。
一般的には「正義」とか「戦争防止」が戦争を惹起する。
平和のためにはどこまで犠牲にするのか不明の「平和主義」に共鳴する人々がいるとしても、国是=国家原理に違背する非現実的妄想であろう、と思ったら『魂の民主主義』という、イロコイ族の協定が合衆国憲法に影響したという本があるという。
憲法など平和を守るには無意味。あるいは有害かも知れない。
よく「占領軍に押しつけられた憲法であってもそれで平和が維持されたから良いではないか」とか「天皇の名で始められた戦争を経て人民主権を手に入れた」とか言う人がいますが、「日本国憲法」以上に「民主的」ワイマール憲法を押しつけられ空軍禁止とかの「軍備制限」までされたドイツも20年足らずで世界大戦をはじめるのですからねえ。
日本国憲法・不戦条項の元祖とも目されるH.G.ウェルズもファンダメンタリストに近い厳格なカトリックの母に育てられ、理想主義と下層階級の巻き返しの思想を持ったという。ファンダメンタリストが愚かでないのはアイザック・ニュートンを見ても分かることだけれども、池田崇拝の公明党議員がバカでないかは今後を待たなければ分からない。