平和主義が一発の弾丸も防げたか?

日曜版で広島青年部の男女と正司歌江の鼎談。
「戦争は決してしてはいけませんね」では自分自身はともかく、親兄弟が奴隷にされても戦争しないか?
(座ったままの死体があったという話に対し)「日常に死があるということに宣そうという事態の異常さを感じます」おやおや病院にしか死はあるべきでないと思っているのか?

通説に反し機関銃の重要性は日露戦争開戦まえに陸軍首脳に認識され、購入もされていたが満州の戦野に活躍させるのに不可欠な移動用挽馬がなかった。不沈戦艦大和はなぜ撃沈されたか?対空砲火の不足である。戦局はともあれ対空兵器機関銃が日本はその昔火縄銃を模倣し量産したことなどからコピーが得意と自負しているが銃身後退式機関銃は加工精度が人間の触覚の限度を超えているためにうまくいかず、《オリジナルを上回るものをつくる》という光栄にたどり着くことはなかった。
兵頭二十八『たんたんたたた、機関銃と近代日本』より)
目に見えない極限まで論理で詰めていこうという[知的誠実]がその較差をもたらしたかも知れない。