不滅の文名を得るのは容易ではない

池田大作は何になりたかったのか?
トルストイの生涯』を読むとロマン・ロラントルストイになりたかったのがわかる。トルストイ(生前と客死直後の崇拝され方は想像以上の尋常でないものらしい)の評価にはこの文章もかなり寄与していることだろう。
残念ながら池田先生にはこうした不朽の文章で賞揚してくれる弟子はいない。弟子とかのヨイショの文章を読んで『新・人間革命』が読みたくなるものか?あるいは万一読んだとして失望しないものか?
何になりたかったのか?
20歳から目指していたなら80歳も目前にして叶わないまでも「何か」になっているはずだろう。出家と在家の違いはあるにしても、日興上人あるいは日目上人ではないみたいだが?
孔明
楠木正成
ナポレオン?(「英雄は栄光を求めたが得たのは幸福に過ぎなかった」とナポレオン『幸福論』にあるそうな)
ゲーテ
キング牧師
シュバイツァー?)
毛沢東
「馬の尻尾の蝿」?
国家的規模ではないがあるいはホーチミンかもしれない。平和主義者をきどっていても軍事的決着の明快さにあこがれている。(ゆえに「国家内国家」を志向せざるを得ない。
(レグルス文庫)『トルストイの生涯』というバカな本を読んだ。トルストイを「最高の文学」と褒め称え、戦争を「侵略と看破した」とか絶賛しているのは、
思うに池田流の「正義×悪対立」史観で割り切っている平和主義者だろう、創価に限らない。