そして、これも過ぎてゆく

一歩千金。
メル友の募集を見ていると、趣味ではスポーツとか車とか多くて、「将棋」はまれですね。
わたしは将棋のことなら話題はつきません。
プロ将棋鑑賞に興味はおありですか。
プロ同士の対局は恐ろしいもので端歩ひとつで序盤の展開が変わったりしますし
難解な中盤戦で何十手も均衡を保ちつつ推移し
最後は詰めよ逃れの詰めよの連続といった妙技もまま見られ
打ち歩詰や一歩の不足で勝敗が分かれたりします。
将棋のことばかりですみません。
わたしは人生経験浅いために抽象的なことしか語れませんが
まして別に哲学など語る資格ありませんが
よく、もって回った言い方をするとは言われます。
将棋は要するに技量でしょうが哲学を将棋に持ち込むことは簡単です。
わたしの尊敬する米長先生は、人生の晩年で例えば女色に狂って道を誤るのは
終盤で大悪手で敗北するのと同じといっています。
将棋にも造詣の深い団鬼六の『バイアグラ奇談』という短編も
将棋道場を経営する以外、何の欲望も関心も持たなかった初老の男が
バイアグラで復活した欲望にさいなまれ、結末は女にも作用する媚薬の効果で
妻にも逃げられるという筋書きです。
それはそうと、将棋の技術向上に年齢による制限はないので
コンピュータでも隣人でも相手にして励まれるのは良いと思います。
何のソフトをお使いですか。
私は東大将棋2ですが有利なときにヒントを見ると一目散に入玉を示唆するといった卑怯さと
棋譜の中に手の解説を書き込めないといった欠点があります。
よろしければまた。